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じんましん(蕁麻疹)とは

蚊に刺されたような痒い発疹ができ、24時間以内にあとかたもなく消える皮膚病です。

じんましん(蕁麻疹)とは

じんましんの原因

原因について

マスト細胞という細胞がヒスタミンなどの化学物質を放出し発疹が出来ます。
ある決まった原因で出来るタイプと、決まった原因のないタイプがあります。食物アレルギーなどアレルギーによって起きる蕁麻疹や、汗や寒さなどの刺激で生じる蕁麻疹は、決まった原因で出来る蕁麻疹です。
これに対して、特定の原因がなく、繰り返し生じる蕁麻疹があります。「疲れ、ストレス、風邪」などでマスト細胞が不安定になり、「香辛料を摂る、衣類で体を締めつける」などの少しの刺激で化学物質が放出されるために生じると考えられています。 繰り返す蕁麻疹のうち8割以上がこの原因不明の蕁麻疹です。

診断と原因の検索

診断と原因について

発疹の状態と繰り返して発疹ができるが、個々の発疹は消えるという経過からじんましんと診断します。
まずは患者さんのお話から、原因と考えられるものがあるか、今後対処できることがあるか検討します。 アレルギーで起こる蕁麻疹はごく一部であるため、全てにアレルギー検査を行うことは勧められません。希に感染症、甲状腺の病気、ピロリ菌による胃炎など、別の病気が隠れていることがあり、状況に応じてこれらの病気があるか調べることもあります。

当院の治療方法

治療について

息苦しさや気分不良など皮膚以外の症状を伴っている場合は、入院設備のある施設に受診していただきます。
治療はアレルギーが原因でなくても、抗アレルギー剤という飲み薬を中心に行ないます。抗アレルギー剤には、ヒスタミンをブロックし症状を起こさないようにするだけでなく、マスト細胞を安定化させる作用があります。 抗アレルギー剤にはいくつも種類があり、また抗アレルギー剤以外にも、蕁麻疹に有効な薬があります。時には何種類か試しながら、まずは飲んでいれば蕁麻疹が出ない薬を探します。その後、繰り返す蕁麻疹の場合は、十分病気が落ち着くまで薬を飲み続けます。やめるタイミングは医師の指示に従っていただきます。

原因は不明でも、このような治療でのほとんどの蕁麻疹は治ります。繰り返す蕁麻疹の治療期間は、数日から数年と様々です。

この記事の執筆者

院長 皮膚科専門医 秋元幸子

院長 皮膚科専門医 秋元 幸子

あきもと皮フ科クリニック 院長 秋元幸子(あきもとさちこ)
昭和61年に群馬大学卒業後、約15年間、群馬大学を中心に皮膚科医師として臨床診療、研究、教育に従事。同大学院博士課程修了。大学在籍中の2年間、前橋赤十字病院皮膚科医長として臨床診療に専念し、また1年間米国テキサス大学に留学し臨床見学と基礎研究を経験。石井病院皮膚科勤務を経て平成14年あきもと皮フ科クリニック開院。

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