脂漏性皮膚炎 お悩みから探す
脂漏性皮膚炎とは
頭皮や鼻や頬、耳の中や後ろなど皮脂の分泌が活発な部位(脂漏部位)に生じる皮膚の炎症(皮膚炎)です。頭皮の場合は、フケがポロポロ落ちます。痒みはあることも無いこともあります。
脂漏性皮膚炎の原因
明確な原因はわかっていませんが、次に挙げる様々な原因が影響して発症・悪化していると考えられています。
皮脂貯留(入浴不足、洗顔不足など)
皮脂の多い場所を好むマラセチア菌というカビ(真菌)の増加
生活サイクルの乱れ(寝不足など)
食事の偏り(高脂肪食・肉食中心、ビタミンB群不足)
過度のストレスによるホルモンバランスの乱れ
発症しやすい性別や年齢
発症しやすい性別や年齢について
女性よりは男性に多く、生後1ヶ月までの乳児と思春期以降40歳くらいに発症のピークがあります。成人型は発症すると軽快増悪を繰り返しながら長く続くことが多いです。
当院の治療方法
ステロイド含有ローション
炎症を抑えます。
抗真菌剤含有ローション
増悪因子のマラセチア菌というカビ(真菌)を減らします。
抗真菌剤含有シャンプーや石鹸
増悪因子のマラセチア菌というカビ(真菌)を減らします。再発予防にも有効です。当院やドラッグストアなどで購入していただきます。
抗ヒスタミン剤(抗アレルギー薬)
痒みを抑えます。痒みが強い場合は併用します。
ビタミンB群の内服
皮脂分泌のバランスを整えます。
日常生活で気をつけること
日常生活で気をつけることについて
原因のところにも書きましたが、暴飲暴食・睡眠不足など悪い生活習慣が関与していることが多いので、これらを見直してください。
発疹が出来やすい部位は丁寧に洗浄してください。治療方法の項にも記載した抗真菌剤含有のシャンプーや石鹸のご使用もお勧めです。
この記事の執筆者
院長 皮膚科専門医 秋元 幸子
あきもと皮フ科クリニック 院長 秋元幸子(あきもとさちこ)
昭和61年に群馬大学卒業後、約15年間、群馬大学を中心に皮膚科医師として臨床診療、研究、教育に従事。同大学院博士課程修了。大学在籍中の2年間、前橋赤十字病院皮膚科医長として臨床診療に専念し、また1年間米国テキサス大学に留学し臨床見学と基礎研究を経験。石井病院皮膚科勤務を経て平成14年あきもと皮フ科クリニック開院。